見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
社長夫婦の住むタワマンには、小一時間もしないうちに到着した。
エントランスホールで千之さんがインターホンを鳴らすと、社長夫人でもある紀香さんが出て、「どうぞ、そのまま上がってきて」と答えてくれる。
胸を弾ませながらエレベーターに乗り込む。
着いたら彼女に訊きたいことがあり過ぎて、舌を噛んでしまいそうだ…と心配した。
フロアに着いて部屋のチャイムを鳴らすと直ぐにドアは開き、中から彼女が顔を覗かせた。
「いらっしゃい」
微笑む姿は変わらず幸せそうで、ホッとしながら、「お邪魔します」と一礼して足を踏み入れる。
社長はまだ仕事から戻ってきていなかった。
だから、安心してソファに座り、先輩が淹れてくれた紅茶を飲みながら寛ごうとしていた。
「そうそう。もうすぐお義父さん達も来るからね」
紅茶のカップを手にすると急に言われ、(えっ!?)と驚いて彼を見た。
「か、千之さん?」
どういうこと!?…と責めたくなる私を見返した彼は、ニヤッと微笑んでから知らん顔する。
こんな時にそういう態度!?…と怒りたくなり、落ち着け…と思いながら、ぐいっとカップを傾けた。
エントランスホールで千之さんがインターホンを鳴らすと、社長夫人でもある紀香さんが出て、「どうぞ、そのまま上がってきて」と答えてくれる。
胸を弾ませながらエレベーターに乗り込む。
着いたら彼女に訊きたいことがあり過ぎて、舌を噛んでしまいそうだ…と心配した。
フロアに着いて部屋のチャイムを鳴らすと直ぐにドアは開き、中から彼女が顔を覗かせた。
「いらっしゃい」
微笑む姿は変わらず幸せそうで、ホッとしながら、「お邪魔します」と一礼して足を踏み入れる。
社長はまだ仕事から戻ってきていなかった。
だから、安心してソファに座り、先輩が淹れてくれた紅茶を飲みながら寛ごうとしていた。
「そうそう。もうすぐお義父さん達も来るからね」
紅茶のカップを手にすると急に言われ、(えっ!?)と驚いて彼を見た。
「か、千之さん?」
どういうこと!?…と責めたくなる私を見返した彼は、ニヤッと微笑んでから知らん顔する。
こんな時にそういう態度!?…と怒りたくなり、落ち着け…と思いながら、ぐいっとカップを傾けた。