見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
紅茶を飲みながら、会長夫妻の到着を待つ。
心臓の音は着いた時よりも更に増し、これから一体何が始まるのだろう…と考えるとドキドキした。
先輩と千之さんは、平然と会話をしている。
どうも親戚の誰かの話をしているみたいで、少し蚊帳の外へ追いやられた様な気分だった。
「ねぇ、神野ちゃん」
急に声をかけられ、胸が弾んで先輩を見た。
先輩は私と目を合わせるとニコッと微笑み、「それ、貰ったの?」と指先を示す。
「千之さんから?」
ニコニコしながら訊ねられ、慌ててさっと指先を隠した。
無言で頷くと顔の温度が跳ね上がり、耳朶まで熱く感じられて恥ずかしくなった。
「いいわね。素敵よ」
フフフ…と笑う先輩は、まるで何もかも知っているみたいだ。
社長から私達のことを聞かされているのだろうと思っていたが、後からそれは違うと証明された。
三十分くらいして会長夫妻と社長は帰って来た。
私は三人に深く頭を下げ、「お邪魔しております」と挨拶した。
「まあまあ。そう固くならず」
会長は機嫌良く言うとリビングのソファに着く。
心臓の音は着いた時よりも更に増し、これから一体何が始まるのだろう…と考えるとドキドキした。
先輩と千之さんは、平然と会話をしている。
どうも親戚の誰かの話をしているみたいで、少し蚊帳の外へ追いやられた様な気分だった。
「ねぇ、神野ちゃん」
急に声をかけられ、胸が弾んで先輩を見た。
先輩は私と目を合わせるとニコッと微笑み、「それ、貰ったの?」と指先を示す。
「千之さんから?」
ニコニコしながら訊ねられ、慌ててさっと指先を隠した。
無言で頷くと顔の温度が跳ね上がり、耳朶まで熱く感じられて恥ずかしくなった。
「いいわね。素敵よ」
フフフ…と笑う先輩は、まるで何もかも知っているみたいだ。
社長から私達のことを聞かされているのだろうと思っていたが、後からそれは違うと証明された。
三十分くらいして会長夫妻と社長は帰って来た。
私は三人に深く頭を下げ、「お邪魔しております」と挨拶した。
「まあまあ。そう固くならず」
会長は機嫌良く言うとリビングのソファに着く。