見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
奥様も私を導きながら同じように座り、その隣に腰掛けた私はカチンコチンに固まりながら両手を重ねて、周りの様子を窺っていた。
先輩と社長は一緒にお茶の用意をすると、紅茶の入ったカップをテーブルに置く。
それから向かい側のソファに並んで座り、社長の口から驚くような言葉が発せられた。
「紀香が妊娠したんだ。もう三ヶ月目に入ってるって今日分かった」
照れる様な表情で発言する社長の隣で、先輩は顔を赤らめて微笑む。
会長と奥様はお互いに顔を見合わせて笑い合い、二人に改めて、「おめでとう」と声をかけて手を握った。
私は驚きで直ぐに声が発せられなかった。
自分がそんな重大な発言を聞く立場でもないと思ったし、此処へ招かれた理由がそれだと分かるまでに少し間がいってしまった。
「二人ともおめでとう」
千之さんの声にハッとし、続くように、「おめでとうございます」とお祝いを述べる。
言うと急に嬉しさが溢れ出してしまい、涙がこみ上げてきそうになったから慌てた。
先輩と社長は一緒にお茶の用意をすると、紅茶の入ったカップをテーブルに置く。
それから向かい側のソファに並んで座り、社長の口から驚くような言葉が発せられた。
「紀香が妊娠したんだ。もう三ヶ月目に入ってるって今日分かった」
照れる様な表情で発言する社長の隣で、先輩は顔を赤らめて微笑む。
会長と奥様はお互いに顔を見合わせて笑い合い、二人に改めて、「おめでとう」と声をかけて手を握った。
私は驚きで直ぐに声が発せられなかった。
自分がそんな重大な発言を聞く立場でもないと思ったし、此処へ招かれた理由がそれだと分かるまでに少し間がいってしまった。
「二人ともおめでとう」
千之さんの声にハッとし、続くように、「おめでとうございます」とお祝いを述べる。
言うと急に嬉しさが溢れ出してしまい、涙がこみ上げてきそうになったから慌てた。