見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「ええ、まあ精神的に」
軽く病みそうではあるな、と心の底で思いながらも、ヘラッ…と笑って誤魔化す。すると、それを見た堂本さんは私が言ったことが冗談だと思ったらしく、明るい笑顔で、「そうかそうか」と頷く。
「…で、何か用事?」
あの…に続く要件を直ぐに聞こうと対応してくれるのは有難い。
でも、今の受け止め方で、言う気はさっと萎んでしまった。
「あの…副社長は…」
午後からでもいいので、時間が空く予定ありますか?…と堂本さんに訊ねようとした。
空き時間にアポを取り、キャンプについてとこの間のことを詫びようと思っていたのだ。
堂本さんは、私の口から副社長の名前が出たので一瞬驚いた様な顔を見せた。
それで、何がしかのことを訊き返そうとして、唇を開けかけたのだが___
ガチャ。
そこへドアが開いて、顔を見合わせるのをずっと避けてきた本人が入室した。
私は反射的に振り返ってその姿を確認し、ぐっ…と喉を詰まらせてしまう。
「ああ、副社長」
丁度良かった…と堂本さんが声をかける。だから私は驚いて、慌てるように彼を振り返った。
軽く病みそうではあるな、と心の底で思いながらも、ヘラッ…と笑って誤魔化す。すると、それを見た堂本さんは私が言ったことが冗談だと思ったらしく、明るい笑顔で、「そうかそうか」と頷く。
「…で、何か用事?」
あの…に続く要件を直ぐに聞こうと対応してくれるのは有難い。
でも、今の受け止め方で、言う気はさっと萎んでしまった。
「あの…副社長は…」
午後からでもいいので、時間が空く予定ありますか?…と堂本さんに訊ねようとした。
空き時間にアポを取り、キャンプについてとこの間のことを詫びようと思っていたのだ。
堂本さんは、私の口から副社長の名前が出たので一瞬驚いた様な顔を見せた。
それで、何がしかのことを訊き返そうとして、唇を開けかけたのだが___
ガチャ。
そこへドアが開いて、顔を見合わせるのをずっと避けてきた本人が入室した。
私は反射的に振り返ってその姿を確認し、ぐっ…と喉を詰まらせてしまう。
「ああ、副社長」
丁度良かった…と堂本さんが声をかける。だから私は驚いて、慌てるように彼を振り返った。