見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
頭を軽く横に振り、副社長と対峙する。
彼は私に、「あの日?」と声を発し、カッ…と頬が熱くなるのを覚えながら俯き、「あのスポーツ大会の夜のことです」…と続けた。
「あの…おかしいと思われるかもしれませんけど、私、日本酒に軽くアレルギーがあって。普段は気をつけて飲まないようにしているんですが、あの日はだいぶ酔っ払っていたせいか、注がれても断らずに飲んでいたんだと思うんです。…その、飲むと無性に体が痒くなる傾向があって。服を着ているとその痒みが更に増すから脱ぎたくなってしまうみたいなんです。…それで、その……」
眠っていたのに、急に痒みを覚えて服を脱ぎ始めたんだと思う…と全部を言い切る前に、プハッと吹き出す声がして目を彼に向けた。
副社長は笑いを含みながら肩を揺らして堪えていた。
その目元は細くなって、口角は上がって緩やかにカーブしている。
「……あんた、そんな弁解を言う為に、わざわざ此処へ来たのか?」
呆れるような感じの声と言葉を発してこっちを見遣る。
それに胸を詰まらせ、また俯いて、「そうです…」と答えた。
彼は私に、「あの日?」と声を発し、カッ…と頬が熱くなるのを覚えながら俯き、「あのスポーツ大会の夜のことです」…と続けた。
「あの…おかしいと思われるかもしれませんけど、私、日本酒に軽くアレルギーがあって。普段は気をつけて飲まないようにしているんですが、あの日はだいぶ酔っ払っていたせいか、注がれても断らずに飲んでいたんだと思うんです。…その、飲むと無性に体が痒くなる傾向があって。服を着ているとその痒みが更に増すから脱ぎたくなってしまうみたいなんです。…それで、その……」
眠っていたのに、急に痒みを覚えて服を脱ぎ始めたんだと思う…と全部を言い切る前に、プハッと吹き出す声がして目を彼に向けた。
副社長は笑いを含みながら肩を揺らして堪えていた。
その目元は細くなって、口角は上がって緩やかにカーブしている。
「……あんた、そんな弁解を言う為に、わざわざ此処へ来たのか?」
呆れるような感じの声と言葉を発してこっちを見遣る。
それに胸を詰まらせ、また俯いて、「そうです…」と答えた。