見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
しかし、Horikawa家具では、年一回の忘年会を必ず大きなホテルの宴会場で行っている。
だから、この忘年会にだけは参加する社員達も多く、その為か、既に副社長の周りでは彼目当ての女性達が円陣を作り、取り囲んでキャアキャアと甲高い声を上げていた。
それを見ると、流石にその円内に入ってまで話をしようとは思わない。
遠巻きに彼を眺めていても話ができる訳でもないし…とさっさと諦め、料理を取って一口目のローストビーフを口に運び、ウッ…と悦びを噛み締めた。
(美味しいっ!流石は一流ホテルのバイキング!!)
参加して良かった!とぐっと手を握りしめる。
ロブスターも気になる…とモグモグ口を動かしながら目線を送り、あのピンク色のソースは何で出来ているんだろう…とワクワクした。
皿の上が空っぽになることもなく、テーブルの周りをぐるっと一周した時、隣に立つ人から、「今晩は」と挨拶されて顔を上げた。
「あっ」
ニコッと微笑む顔は、高吉君の部署の先輩社員の大橋さん。
私よりも二つ年上の男性で、商品管理部では副主任をされている。
だから、この忘年会にだけは参加する社員達も多く、その為か、既に副社長の周りでは彼目当ての女性達が円陣を作り、取り囲んでキャアキャアと甲高い声を上げていた。
それを見ると、流石にその円内に入ってまで話をしようとは思わない。
遠巻きに彼を眺めていても話ができる訳でもないし…とさっさと諦め、料理を取って一口目のローストビーフを口に運び、ウッ…と悦びを噛み締めた。
(美味しいっ!流石は一流ホテルのバイキング!!)
参加して良かった!とぐっと手を握りしめる。
ロブスターも気になる…とモグモグ口を動かしながら目線を送り、あのピンク色のソースは何で出来ているんだろう…とワクワクした。
皿の上が空っぽになることもなく、テーブルの周りをぐるっと一周した時、隣に立つ人から、「今晩は」と挨拶されて顔を上げた。
「あっ」
ニコッと微笑む顔は、高吉君の部署の先輩社員の大橋さん。
私よりも二つ年上の男性で、商品管理部では副主任をされている。