見守り愛 〜ビタースイートな副社長と一目惚れの恋を成就したい〜*おまけ終了*
「最初は仕事上の為だけに、仕様がなく自分の相談相手を任されているんだろう…と思っていたそうなんです。だから、廊下で挨拶されても上辺だけのつもりで返事をしていたそうなんですけど」
彼の本音を明かされ、まあ当然ですね…と返すしかない。
皆が皆、最初から全て心を開いてくれる訳でもないことは経験上わかっているし、迷惑がられて無視されることだって、たまにはあるのだから。
「でも、この忘年会の紙を受け取って戻ってきた時、何というか、ちょっとサバサバした顔つきをしていて。何かあったのか?と訊いたら、さっきまで神野さんと話していた…と教えてくれたんです。
…彼、職場の人から、『仕事を楽しんで』と言われたのは初めてだったそうですよ。
新鮮だったみたいで、自分が話すことが神野さんの役にも立つんですかね…と嬉しそうな表情をしていました。
仕事に復帰してからは緊張感もずっとあったみたいで、こっちとしては色々と気遣うばかりで、本当の心の安らぎにはなっていなかったようだから安心しました」
彼の本音を明かされ、まあ当然ですね…と返すしかない。
皆が皆、最初から全て心を開いてくれる訳でもないことは経験上わかっているし、迷惑がられて無視されることだって、たまにはあるのだから。
「でも、この忘年会の紙を受け取って戻ってきた時、何というか、ちょっとサバサバした顔つきをしていて。何かあったのか?と訊いたら、さっきまで神野さんと話していた…と教えてくれたんです。
…彼、職場の人から、『仕事を楽しんで』と言われたのは初めてだったそうですよ。
新鮮だったみたいで、自分が話すことが神野さんの役にも立つんですかね…と嬉しそうな表情をしていました。
仕事に復帰してからは緊張感もずっとあったみたいで、こっちとしては色々と気遣うばかりで、本当の心の安らぎにはなっていなかったようだから安心しました」