塩崎先生と大浦さん

「今は?腹痛い?」

「寝たらちょっと良くなりました」

「そっか」

先生の車は青い軽自動車で、部活の大会の時に何度か見たことがある。

「後ろ乗って、寝てな」

「はい」

先生がドアを開けてくれて乗り込む。

…結構シンプルだなあ。

中は見たことがなかったので、なんだか感動する。

寝転がると、先生も運転席に乗り込んだ。

すると助手席から何かが飛んできて、ぼふっと私のお腹にのった。
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