塩崎先生と大浦さん
もちろん、大浦さんからアタックされるまではなんとも思っていなかった。
ただただ、部活でよく話す生徒という認識だった。
部活を引退してから、大浦さんのアタックは日に日に増した。
でも俺も男だから、可愛くて背が低くて、生徒と言えども自分のタイプの女の子に迫られたら恋に落ちる他がなかった。
元気いっぱいでへこたれない。たまに落ち込んでることもあるけどすぐに復活して。
楽しそうに笑っているところを見ると、大人気なくドキドキした。
俺はもう36歳で、大浦さんはまだ17歳。
それでも俺は大浦さんが好きだ。
運命の人だと思ってるくらい。