メリークリスマス!
「仁?」
その声に仁ははっとする。
ふと声のする方を見る。
空に向かって奈央への想いが叶うようにと願ったあの日から数年・・・
仁はふと視線を移した。
寒くないようにと自分のコートの中に妻である奈央と子供の優を抱いている。
「きれいだね」
「あぁ」
仁の両手で奈央と優を抱きながら、仁は今の幸せをかみしめていた。
こんな未来を想像できなかったころの自分に教えてやりたい。
こんなに幸せな未来が待ってることを。
そして、再び空を見る。
絃、見てるか?
絶対に幸せにするからな。守るからな。安心してみててくれよ。
「愛してる」
優に聞かれないように奈央の耳元でささやくと奈央は耳までまっかにした。
その声に仁ははっとする。
ふと声のする方を見る。
空に向かって奈央への想いが叶うようにと願ったあの日から数年・・・
仁はふと視線を移した。
寒くないようにと自分のコートの中に妻である奈央と子供の優を抱いている。
「きれいだね」
「あぁ」
仁の両手で奈央と優を抱きながら、仁は今の幸せをかみしめていた。
こんな未来を想像できなかったころの自分に教えてやりたい。
こんなに幸せな未来が待ってることを。
そして、再び空を見る。
絃、見てるか?
絶対に幸せにするからな。守るからな。安心してみててくれよ。
「愛してる」
優に聞かれないように奈央の耳元でささやくと奈央は耳までまっかにした。