メリークリスマス!
華の言葉がうれしくて隆弘は華にキスをした。
華が隆弘の顔を見上げる。

「私、幸せだよ。ありがとう。隆弘。」
その言葉に隆弘は自分の想いが間違っていなかったのだと思った。
華への想いは届いていると知った。
「どういたしまして。」
そう言って微笑みながら実は鼻の奥がつんとなっていた隆弘。

いつの間にか華のことが自分よりも大切になっていた。

その華が幸せと思ってくれていることに、隆弘はこれ以上ない喜びがあふれた。


「愛してる。華。」
「私も。愛してる。」
二人はゆっくりと口づけを交わした。
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