メリークリスマス!
「平気。だって隆弘がいるでしょ?」
その言葉に隆弘はまた鼻の奥がつんとなった。

過ごしてきた月日の中で、今が一番華がきれいだ。

前を向いて、前よりも強くなった。

いつまでも弱々しくて、小さくて、自分が守らなくてはならないとどこかで思っていた。

でも違う。

華は強くなった。

守られているのは自分の方かもしれない。


隆弘は感謝と未来への期待を膨らませながらもう一度華の唇に熱いキスを贈った。
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