メリークリスマス!
叶の体に誠の体温がうつり、温まった頃、叶は安心して誠の胸のなかで眠ってしまった。

誠も、生きるか死ぬかの悲惨な現場の光景から、愛する妻の待つ温かい家に戻ったことを叶のぬくもりで実感する。

叶が自分を心配して眠れなかったことを知った誠は叶の体をそっと抱き上げて寝室のベッドに寝せた。


温かい布団を叶の体にかけて、その横に自分も寝転がる。

叶の体を再び抱き締めて、誠も眠りについた。




辺りが薄暗くなるころ、叶は安心する誠のぬくもりを感じながら目を覚ました。
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