メリークリスマス！
少しずつそろえていこうと莉子と大悟は話していた。
莉子は小さなおもちゃを抱きしめながら大悟を見る。
「うれしい。」
「これが初めてのクリスマスプレゼントだな。この子にとって。」
「うん」
大悟はそう言って莉子のお腹に優しく触れた。
莉子も心の中で赤ちゃんに語り掛ける。

あなたのパパはこんなにも生まれる前からあなたを想ってくれている。

だから安心して生まれてきてね・・・と。

「これは莉子へのプレゼント。」
そう言って大悟は莉子が手にしていた赤ちゃんへのプレゼントを預かると今度はもう一つの紙袋を莉子に渡した。

そこには新しい美容室で使える化粧品やシザーケースが入っていた。
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