メリークリスマス!
ここで、やけに感じる達成感!

隆哉はひとり熱い缶コーヒーをぐいっと飲み干し子供たちと妻のいるアイスクリーム店に向かった。

「パパ!」
満面の笑みでとことこと楓花が隆哉の足元へ駆け寄る。隆哉はひょいっとその体を抱き上げた。

愛娘とはよくいったものだ。

かわいすぎる…。

楓花も2回目のクリスマス。去年はあまりわかっていなかった楓花も「シャンタしゃん!」とクリスマスを楽しみにしていた。

愛娘の楓花は、出産するとき咲の命にも関わるような危険をのりこえうまれた。

その日のことは鮮明に思い出せる。
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