メリークリスマス!
「咲」
渉に呼ばれて咲は再び寝室から出た。
そしてリビングで渉は咲に紙袋を渡した。

「?」
「プレゼント」
「え?私に?」
「そう。」
「私用意してないのに。」
「いいの。」
渉が照れ臭そうに頭をかきながら咲を見る。
「ありがとう。」
「開けてみて。」
渉に言われて紙袋を開けると中からはバックが出てきた。
「優歩が生まれてずっとほしいって言ってただろ?」
「うん」
子供が生まれて一人でそとへ連れ出すと手が空くようにハンドバックよりもリュックが役立つ。
咲は優歩の物が入る大きさのリュックが欲しいと思っていた。
「私言ったことあったっけ?」
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