君がいればそれだけで。
舞踏会の広間に行くと、きらびやかな衣装に身を包んだ王族が集まっていた。国王、妃、姫、王子。村長や町長も参加していた。これも開催した国が王女の国だからなのか。鬼の国では見た事の無い笑顔の溢れた舞踏会だった。
「フィリア王女、ご無沙汰しております!」
「ケイリオ様!エストル様!お久しぶりです!お元気でした?」
「もうすぐ寿命かのぅ・・・。なんてな!」
鬼の元国王である二人が子供の頃、王女の母に助けられた事があるらしい。心の拠り所となってくれたんだとか。でも、とても大切な事のはずなのにそんな事があったなとうろ覚えでもやもやしているそうだ。
「フィリア王女、ご無沙汰しております!」
「ケイリオ様!エストル様!お久しぶりです!お元気でした?」
「もうすぐ寿命かのぅ・・・。なんてな!」
鬼の元国王である二人が子供の頃、王女の母に助けられた事があるらしい。心の拠り所となってくれたんだとか。でも、とても大切な事のはずなのにそんな事があったなとうろ覚えでもやもやしているそうだ。