君がいればそれだけで。
睡眠を取ったおかげで気持ちもすっきりしていたし、仕事の事は理解しているつもりだから特に咎めようとも思わなかった。でも、王女の心の事は話せなかった。兄さんを疑っている訳じゃない。誰か他の人に聞かれたら困ると思っただけ。
「本当に仲が良いんだな・・・。このままいてくれる事になって良かったな」
「うん。皆や兄さんと一緒にいられる事になって本当に良かったよ」
「・・・取り込み中だったか?」
ベクウの訪問に助けられたけれど、何で兄さんは申し訳なさそうに笑ったんだ。もっと喜んでくれると思っていた。僕でも仲良くなれたんだから、クヲラの教育係も出来る兄さんならきっとって。
「本当に仲が良いんだな・・・。このままいてくれる事になって良かったな」
「うん。皆や兄さんと一緒にいられる事になって本当に良かったよ」
「・・・取り込み中だったか?」
ベクウの訪問に助けられたけれど、何で兄さんは申し訳なさそうに笑ったんだ。もっと喜んでくれると思っていた。僕でも仲良くなれたんだから、クヲラの教育係も出来る兄さんならきっとって。