君がいればそれだけで。
直ぐに寝れるような服装ではあったのだが、今日の王女の事について頭の中を整理しないと寝付けそうになかった。だから謝る必要はないと言ったのだが、今度は礼を言われてしまう始末。調子が狂うな。
「いや、まだ直ぐに寝る訳ではないから気にする事はない」
「ありがとう。・・・今日の王女への反応、あれはまだ可愛い方だ。いつもなら口を利かずに家の中に身を隠すか、王女に助けられた村人に罵声や石を浴びせている」
「何でそんな事・・・」
「ただ何となく怖いから。それだけだ」
何となく怖いからって子供じゃないんだからそれだけで人を判断して毛嫌いするのもどうなんだ。
「いや、まだ直ぐに寝る訳ではないから気にする事はない」
「ありがとう。・・・今日の王女への反応、あれはまだ可愛い方だ。いつもなら口を利かずに家の中に身を隠すか、王女に助けられた村人に罵声や石を浴びせている」
「何でそんな事・・・」
「ただ何となく怖いから。それだけだ」
何となく怖いからって子供じゃないんだからそれだけで人を判断して毛嫌いするのもどうなんだ。