君がいればそれだけで。
「その点については引き金を引いてくれたジーニアに感謝だね。ジーニアが反逆してくれたから私はあなたの命をもらって一人の存在になれた訳だし、あなたも私に命を与えた事で不老不死の呪いから解放されたんだから」

「本当の所を言うと、ジーニアには城に残ってベクウと恋仲になってほしかったんだけど。ベクウが気付く前に行ってしまったわね」

「あのままいたとしても無理だったんじゃないかなぁ。だってベクウにはヒューがいたでしょ?」

「確かに、何度も親友の一線を超えかけて焦っていたわね。今後は母のように何でも屋のような事をするのも楽しそう」
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