君がいればそれだけで。
落ち着いたのか、旅人は僕にもたれ掛かるように眠ってしまった。詳しい事を聞くのはまた目覚めたらかな。
次の日の朝、廊下の騒がしさで目が覚めた。目の前の旅人はまだ眠っている。内心、安心しながら扉を明けて近くにいた兵士に声を掛けた。すると、旅人を探して見知らぬ人々が襲撃に来ているのだとか。
何でも、逃げ回っていた旅人を助けたのは王女でそれを見ていたために城へ襲撃してきたのだとか。医務室の鍵とカーテンを閉めて中の状況を確認できないようにした。あの王女なら鍵を閉めた所で問題ないはず。パルさんも王女しか知らない抜け道があるとか言っていたから。
「もう少し横になっていても大丈夫みたいですよ」
「あぁ・・・、ありがとう。・・・君が治してくれたのか?」
次の日の朝、廊下の騒がしさで目が覚めた。目の前の旅人はまだ眠っている。内心、安心しながら扉を明けて近くにいた兵士に声を掛けた。すると、旅人を探して見知らぬ人々が襲撃に来ているのだとか。
何でも、逃げ回っていた旅人を助けたのは王女でそれを見ていたために城へ襲撃してきたのだとか。医務室の鍵とカーテンを閉めて中の状況を確認できないようにした。あの王女なら鍵を閉めた所で問題ないはず。パルさんも王女しか知らない抜け道があるとか言っていたから。
「もう少し横になっていても大丈夫みたいですよ」
「あぁ・・・、ありがとう。・・・君が治してくれたのか?」