君がいればそれだけで。
私の願いは叶う事なく、目的の町に着いた。町の状況は荒れている訳も無く、侵入者も先ほど来たばかりのようだ。でも、複数で乗り込んできただけあって既に亡くなっている人もいた。
亡くなった事を嘆いたり、殺されたくないと震え上がったりしていたのに。なのに王女が姿を現すなり、遅いと罵って家族が亡くなった事を王女のせいにし始めた。侵入者も同情し、手を組まないかと提案して来る。
「なぜそいつらを守る!助けてくれた王をただの兵器にしか思っていないような奴らをなぜ!」
「今のあなたたちには言っても理解し得ないと思います。今日の所はお引き取りください。じゃないと、私はあなたたちの命を無駄にしてしまう」
侵入者は怯んだのか、王女の言葉に従って帰っていった。
亡くなった事を嘆いたり、殺されたくないと震え上がったりしていたのに。なのに王女が姿を現すなり、遅いと罵って家族が亡くなった事を王女のせいにし始めた。侵入者も同情し、手を組まないかと提案して来る。
「なぜそいつらを守る!助けてくれた王をただの兵器にしか思っていないような奴らをなぜ!」
「今のあなたたちには言っても理解し得ないと思います。今日の所はお引き取りください。じゃないと、私はあなたたちの命を無駄にしてしまう」
侵入者は怯んだのか、王女の言葉に従って帰っていった。