大好きになりました。〜憧れと優しさ〜
嬉しすぎる。
でも。先輩心配してる。
やばい。どうしよ。
もう誰かに心配かけるのとか嫌なのに。
とりあえず笑顔で。
「寝てただけです。」
とか寝不足でって言ったけど信じてくれる気配もなく。
仕方ない。逃げよ!
ってつかまった。
先輩早すぎるんだよ…。
結局捕まったし。多分これ以上逃げても無駄だよね。仕方なく素直に従おう。
「お前これ!」
はぁーだから嫌だったんだよな。
でもこればかりはごめんなさい。正直に言うことなんて出来ません。
「ぶつけただけです。」
これで押し通すしかない。
……。
ダメだ!これ以上は!隠しきれない
逃げよ!
「おい!」
すいません先輩聞こえてるけど聞こえてないフリさせて貰います!!!
「遅れてすいません。」
あっ!よかった優しい先生の授業で。
「くり!お前どこいってたんだよ?」
「実は空き教室で仮眠をとろうとしたら気づいたらぐっすりねちゃってて。」
「お前どんだけアホなんだよ。」
おっしゃる通りです。
「あっ!翔馬!今日部活休むって伝えて貰ってもいい?」
「おう!いいけど。なんかあるんか?」
「今日はバイトが忙しいから。」