大好きになりました。〜憧れと優しさ〜
「先輩ありがとうございます!」
……。
「奈津。俺の服貸してやるからバスケしに行こうぜ。」
えっ?今なんて。奈津?奈津って呼んだ?
「えっ?先輩いま。」
「チッいいから。俺の服貸すからちょっとこい」
えーーーーー。っ先輩の服借りていいの?
「はい。これとこれ。」
「俺は部屋出るから着替え終わったらいえ」
うわー先輩の服着るの2回目だ〜。
にしても先輩どんだけバスケ好きなんだろう。
「先輩終わりました〜」
すごいぶかぶかだけどズボンは紐が着いてたかギリギリ落ちない。
「ブカブカでちんちくりんだな笑」
う〜だってしょうがないじゃん。先輩大きいんだもん。
「行くか!」
先輩休みの日までバスケってどんだけなんですか…。
月曜日。
「くりぃ。はよ〜
どうだったよ。淳先輩との初デートはよ」
うぅ…朝から翔馬の声デカすぎ。
「楽しかったよ。」
「そうか。失敗したりしなかったか?」
「失敗なんかするわけないでしよ!」
いや失敗したはしたけど結局バスケも出来たし楽しかったから
結果オーライ!!!
「ねぇ。栗山さん。」