大好きになりました。〜憧れと優しさ〜

「奈津ちゃんもうあがっていいよ!」

「あっ!いえ!
この状態ではあがれません。」


だってさ何これ。なんで9時になって
お客様急に増えるの…。


「ごめんね!ありがとう。
出来るだけ早く上がれるようにするから」


「はっ?蒼汰うそだろ?
ただでさえ9時で遅いのに?」


えっ?先輩心配してくれてるのかな?

「あの〜先輩?
私いつも9時上がりなんで9時は遅くないと思います。」


「はっ?お前それまじ?」

「はい。」
そんなびっくりしなくてもいいのに。

「蒼汰、今日は俺もいるし帰らせても…。」


「すいません!」


「淳ごめん。また客きたし。
この状態じゃさすがにお前がいてもきつい。」


「そうみたいだな。」


バタバタバタバタ。


ふぅーやっと落ち着いたかな。

「奈津ちゃん急いで上がって!さすがに10時過ぎるとやばい!」


「あっ!はい!お疲れさまです。」


はぁ〜疲れた。
「おい。待てよ。」


えっ?先輩?
「先輩どうしたんですか?」


「仕方ねーから家までおくる。」

えっ?嘘でしょ先輩と帰れるのは嬉しいけど
送って貰うのはさすがに申し訳ない。
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