大好きになりました。〜憧れと優しさ〜

「いや!いいです。1人で帰れますし
それにテスト期間ですよ!
先輩も自分の勉強してください。」


「あーもう。
お前はいちいちうるせーな本当に。
俺もそっちに用事があるからついでだついでだ。」


うーん。ついでならいいか。

「じゃあお願いします??」

お願いはおかしいか。


…………。
何この無言の空間。
気まずい。
いざ2人っきりってなると話にくい。


「先輩私やっぱり先輩に部活にはいってほしいです。ダメなのはわかってます。
それでも私はバスケをしていた先輩に惹かれてたわけであって。
あの!だからといって今の先輩が嫌いってわけじゃないんですけど。」


「……。うるせーし。なげー。」

すいませんでした。

…………。
もう家ついちゃった。

「先輩ここです。ありがとうございました。」

「おう。」

「じゃあ!また明日!大好きです先輩〜」


………。
無視された。

よし!先輩に教えてもらったところ復習しよ。



はぁーあよく寝た。
結局昨日疲れすぎてすぐ寝ちゃった。
うん。時間ある。
メイクOK髪型OK!
いざ先輩いる学校へ!

って

「中履きがない……。」

あの先輩たちやりやがったな。
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