もうそばにいるのはやめました。


つい張り切っちゃったけど成功してよかった。


この調子で料理の腕前を上げていこう!


ケーキもまた作って、手料理も振る舞いたい。



……次は、円の誕生日に。



わたしもお祝いしたい。


円の誕生日って……。



『あ……ああっそういえば、7月1日ってわたしの誕生日だー!』

『へぇー。……って、この会話昨日もしたよな?』

『そ、そうだっけ?あはは』



そういえばアピールをごまかす際に聞いたっけ。



『も、もうすぐわたし17だよ。セブンティーンだよ!』

『よかったな』

『円の誕生日は?』

『12月』

『12月の?』

『24日』

『クリスマスイブ!!』



……そうだ!クリスマスイブ!


あと1か月とちょっとだ!




「円!」


「ん?」


「12月24日のご予定は!?」


「唐突だな」




聞くなら早いほうがいいと思いまして。


円はモテモテだからもしかしたらもう予定が入ってるかもしれない。

そしたらどうしよう!



「特に予定ねぇけど」



セーフ!!

まだ未定だった!



「なに?今度は寧音が俺のこと祝ってくれんの?」



ギクリ。

み、見抜かれてる……。

< 144 / 191 >

この作品をシェア

pagetop