この空の下、きみに永遠の「好き」を伝えよう。
コンコン。
「ひまちゃん」
「んっ……」
あ、あれ?
目を開けると真っ暗でなにも見えない。そういえば、私、どうしたんだっけ。頭がボーッとして、思い出すのに時間がかかった。
そういえば、寝てたんだ……。
真っ暗ってことは、もう夜……?
「ひまちゃん、ご飯よ」
ガチャッとドアが開いて母親が顔を覗かせた。その瞬間、カレーのいい匂いが一緒に入ってきて、ついお腹が鳴りそうに。
だけど……気持ち悪い、かも。胃がキュッと圧迫されてるような締めつけ感。お腹は空いてるのに、なにも食べたくない。
「ちょっと食欲ないかも……」
「え? どこか悪いの?」
「ううん、そんなんじゃないよ。とにかく今日はもう寝るね」
「そう? なにかあったら言ってね」
ああ、ツラい。身体が重くて、目を開けているのがやっと。疲れがたまっていたのかな。再びベッドに横たわると、すぐに睡魔が襲ってきた。