この空の下、きみに永遠の「好き」を伝えよう。

「ふっ、うぅっ……っ、ひっく」

次から次に涙が出てきて止まらない。もう二度と晴くんに会えない。ひどいことをしたんだ、もう私に笑いかけてくれないだろう。

これでよかったはずなのに……胸が張り裂けそうなほど苦しくて。

帰ってからはベッドに潜り込んで思いっきり泣いた。涙が枯れるんじゃないかってほど泣き続けて、気づくと涙と鼻水でぐちゃぐちゃだった。

どうして私だったんだろう……。

なんでこんな目に遭わなきゃいけないの。

ぶつける場所のない怒りが胸に渦巻く。

できるなら、きみの隣で笑っていたかった。


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