この空の下、きみに永遠の「好き」を伝えよう。
「私、晴くんの笑った顔が好きだよ」
「……っ」
笑えるわけがない。
でも一番ツラくて、苦しんでるのはひまなんだ。気を遣わせてしまっている。どこまでバカなんだよ。変わるって誓ったのに、なに弱気になってんだよ。
「ちょっと怖いけど、優しい人だなって……私、きっと一目惚れだった。話せるようになったのがうれしくて、舞い上がって……楽しかったな。晴くんが笑ってくれるたびにドキドキしてた」
腕の中のひまはこんなにも温かい。この温もりがいつか消えてしまうなんて、耐えられない……。
「今でも晴くんの笑顔にドキドキしてる。ねぇ、晴くん、大好きだよ」
「俺も……っ」
「ふふ、うれしい……っ」
そう言ったひまの声が震えていた。