この空の下、きみに永遠の「好き」を伝えよう。
「ごめんね、気をつける……」
嫌われたくない、晴くんにだけは。しゅんと肩を落としていると、今度は晴くんが身を乗り出してきた。
「そうじゃなくて、もっと触れたくなるから」
ん?
もっと触れたくなる……?
「友達以上の関係になりたいって思っちまうだろーが、バカ」
切実な晴くんの言葉に胸が熱くなった。そういう意味だったんだ。どう言えばいいかわからない。私だって晴くんのことが好きだし、そばにいてほしいと思ってる。
でも、自信がない。
こんな私なんかでいいの?
とてもじゃないけど、釣り合わないよ……。
だから萎縮してしまう。晴くんにはもっと似合う子がいるんじゃないかって。
「ごめんね、晴くん」
「謝るな、バカ」
「うん……」
ごめんね、意気地なしの私で。友達なら、ずっと晴くんのそばにいられるって思ったんだ。
卑怯かな。きみを傷つけていることになる?
「そろそろ出るぞ」
「うん」
晴くんが立ち上がったので私も慌てて席を立った。
チラッと様子をうかがうと、どこか悲しそうな表情だ。
そんな顔をさせているのは私なのかな……。
ごめんね……。