人喰いゲーム
あたし達は、
ゲームのボードを広げた。
それは一見
普通のボードのように見えたが、駒が止まるマスに、
本来あるべきはずの
指示を指し示す文字がなかった。
これでは、
ゲームの進めようがない...。
一体どうしろというのだろうか。
「....おいっ!!!!
これじゃあ先に進みようが
ねぇじゃねぇかよっ!?!?!?!?」
何故か慶介が怒っている...。
しかし、確かに無理だ。
「人喰イゲームヲ始メヨ。
サレバ道ハ開カレン。」
「.........っ..!!!!!」
さすがに慶介も何も言えないようだ。
だが、確かに何もしようがない。
今はただ、この悪魔の言うことに従うしか道はなかった。