人喰いゲーム





「―――――……な………………――…………―――な…んで…」



悠斗が首を押さえつけながら言った。
その喉からは
ヒューヒューと音がする。
首を喰われたため
呼吸が喉から洩れるのだ。








「―――この盾で防いだんだよ。
俺だって喰われるのはごめんだからな。
悪く思うなよ。悠斗♪」






慶介は極上の微笑みを浮かべていた。
だが今の愛理には
悪魔の微笑にしか見えなかった。








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