KANATA~answers of your selection~
「おい、奏太も何とか言ってくれよー」
「奏太は良と違って賢いから相手してらんないって。諦めな」
「ったくなんなんだよ!ああもー知らない。俺は大人しくECCで勉強してるよ」
すねた良は行ってしまった。
いつもこんな感じだからオレは無視している。
放っておいても数時間後にはけろっとして、昼休みには学食のラーメンをずるずるすすっているに違いない。
かまっている方がばかばかしい。
「ねえ奏太」
「うん?」
「今度の日曜さあ...空いてる?」
ふ~ん。
そういうことか。
「ああ、大丈夫だけど」
「一緒に仙台行かない?未夢の好きなご当地アイドルのライブやるの。どう?いい?」
「うん、いいよ」
「ありがとう!すっごく楽しみ!」
俺との約束を取り付けた未夢は嬉しそうに鼻歌を歌いながら自分の席に向かっていった。
その後ろ姿を見ながら、オレは彼女との未来とパラレルワールドの自分の未来を想像していた。
「奏太は良と違って賢いから相手してらんないって。諦めな」
「ったくなんなんだよ!ああもー知らない。俺は大人しくECCで勉強してるよ」
すねた良は行ってしまった。
いつもこんな感じだからオレは無視している。
放っておいても数時間後にはけろっとして、昼休みには学食のラーメンをずるずるすすっているに違いない。
かまっている方がばかばかしい。
「ねえ奏太」
「うん?」
「今度の日曜さあ...空いてる?」
ふ~ん。
そういうことか。
「ああ、大丈夫だけど」
「一緒に仙台行かない?未夢の好きなご当地アイドルのライブやるの。どう?いい?」
「うん、いいよ」
「ありがとう!すっごく楽しみ!」
俺との約束を取り付けた未夢は嬉しそうに鼻歌を歌いながら自分の席に向かっていった。
その後ろ姿を見ながら、オレは彼女との未来とパラレルワールドの自分の未来を想像していた。