少女Aのクリスマス
私の声をかき消した女の声。
声の主は…

「リチカ。」

その女の名前を言い、先輩は女に微笑みかけた。

嘘…
嘘でしょ…?
嘘だよね?
嘘だと言って!
…嘘であって欲しかったよ…
先輩が浮気するなんて…
しかも相手は…リチカ?!

私の悪い予想は的中していた。

楽しそうに歩く2人の後をこっそりつける。

「ねえカリト。」

「ん?」

「今日ハロウィンだよ?ルチアほったらかしでいいの?」

「あ、ああ。」

「ぷっ…ひっどーい!まあ、私といたほうが絶対楽しいよね♪カリト♡」

リチカの悪魔のような笑い声を背に、私は元来た道を走り出した。

裏切り者…裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者裏切り者



絶対に許さない
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