星空は「好き」を繋ぐ明日への光

「ほんとうは寂しかった……っ」

誰かとなりにいてほしくて。

苦しくて、つらくて。


「うん、ひとりでよくがんばったな」

私は先生の胸にぎゅっと顔を押しつけた。

先生が私の背中をやさしく撫ででくれている。


「せんせ……っ」

「ここにいるから」

初めは抑えていたけれど、耐えられなくなって声を上げて泣いていた。

我慢していた涙が溢れてきて止められなくて。


先生は私が泣き止むまでずっと私のことを抱きしめていた。

「もう自分を責めなくていいんだよ」

私はいつまでもいつまでも泣いていた。




私が泣き止んだあと。


「俺は花園が悪いなんて思ってないからな」

「うん」

「大丈夫だから。これ以上自分を責めないで……」


先生の顔が曇る。

「自分を責めて生きるのはつらいから……」

この時、私は「うん」としか言えなかった。でも先生は私以上に重いものを抱えていたんだねーー。