星空は「好き」を繋ぐ明日への光
綴られたやさしい文字を見た時、ふときみの笑った顔が脳裏に浮かんだ。

二重の目を細めて笑うきみが、小さな唇をへの字にして怒るきみが。頬を染めて俺を見上げるきみが。癖なのか笑った時は首が傾くきみが。



愛おしい。




先生へ


先生がこの手紙を読んでいる時、先生のとなりに私はいないんだね。

今こうして手紙を書いているのに、次に開けられるときは私がいなくなったあと、って考えると自分のことだと思いたくないくらいこわいです。

先生は今笑っていますか?私にみせてくれたやさしい笑みを浮かべていますか?泣いてないですか?

少しでも悲しんでいたらうれしいと不謹慎なことを思っているのに先生には笑っていてほしい。

矛盾してるね……。ごめんね、でも笑っていてほしいが強いかな。

私は先生の笑顔に何回も救われました。ひとが笑うだけでこんなにうれしいキモチになるんだね。

ひとが笑うだけでこんなにしあわせなキモチになるんだね。
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