星空は「好き」を繋ぐ明日への光
そのままなんとなく過ごして時間が経っていくのもいつものこと。


まだ入学から一週間。


授業もなく、歓迎会や学校紹介……。


本来なら楽しいのかもしれないけれど、私は楽しいとは思えない。


授業は座っていれば終わるのにもかかわらず、行事は移動しなければいけないし、ぼーっとしてもいられないから。



今日から授業が始まる。

私は胸を撫で下ろす。やっと座っていられる。



私が別のことを考えてるうちにホームルームは終わったらしく、いつも通り騒がしい光景が広がっていた。



「花園さんって変わり者過ぎない〜?」

「わかるんだけど!あたしたちのことぜったい見下してるよね〜〜」

「美人だから違います〜的な」


大爆笑をする彼女たちにイライラが募る。


聞こえるように言っているのか、それとも無意識なのかわからないが、不愉快になることはたしかで。

放っておいて、と心の中で訴える。



そもそも私が何をしていても迷惑はかけないじゃないか。

女子高生というのはこんなものなのか。


"ふつう"じゃない私には分からないこと。
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