からふる。～第３話～
「うるさくしてないで早く着席しな！ったくもう、あんたらはほんっとーにうるさいんだから！ほれほれ早く！」



沼口さんに窘められた男子達はおそらく決められているであろう席に着席した。



「さてと、じゃあ昨日言った通り今日から新しい従業員が加入します。では自己紹介よろしく」



緊張しながら１歩前に出る。


皆様方からの視線が痛い。


４月にもやったのに、こんなところでまたやることになるとは思わなかった。


大丈夫。


きっと皆良い人達だ。


仲良くなれる...はず。



「本日からこちらでお世話になります、朱鷺田紗彩と申します。ご迷惑をおかけすることも多々あると思いますが、よろしくお願い致します」



と私が自己紹介を終えると、拍手が沸き起こった。



「よっろしく～」


「よろしく～」


「よろしくお願いいたします」



皆様方、それぞれに言葉を投げ掛けてくれて私は素直に嬉しくなり、体が熱くなった。


しかも...


イケメンだらけだし。


こんなに何十秒も見つめられたら私昇天しちゃうよ。


向こうの世界ではこんな生活したくないよぉ。



「じゃあ、3年から自己紹介してちょうだい。部活も補習もあるんだからちゃっちゃとね」



と言って始まりました、自己紹介合戦。


皆様のプロフィールはざっとこんな感じ。


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