王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。



わたしと詩ちゃんと御堂くん3人ってなんかすごい組み合わせというか。


「んじゃ、お前も行くよな、はーるくん?」

ニヤニヤ笑いながら、わたしたちの会話を隣の席で聞いてる芭瑠くんに話を振った御堂くん。


「……何そのノリ。うざすぎるんだけど」

「わお、こわーい。
んじゃ、俺だけ行ってもいーんだ?」


「……」


「海だもんなぁ、つまり可愛い水着姿とか見れちゃうわけだ。いいのかなー、可愛い芙結ちゃんが他の男に連れて行かれても」


もしかして、
芭瑠くんも一緒に行ってくれるのかな。


「……チッ、ほんと腹立つね。
海の底に沈めてあげたいくらいだけど」


「はいはい、んじゃ芭瑠も参加ってことでよろしくね」

こうして夏休みに入ってから4人で海に行くことが決まった。

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