王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。



「さぁ!いざ参ろう芙結姫!」

「芙結姫!?」

詩ちゃん侍みたいになってるし、わけのわかんない呼び方してくるし!


びっくりしてるわたしの手を引いて、ルンルンの気分で詩ちゃんは海に向かっていく。


「今日いい天気になってよかったよね〜」

「う、うん」

周りにいる女の子はみんなスタイルがいいし、誰も自分のことなんて見てないって思うけど恥ずかしくて仕方ない。


詩ちゃんは何も気にせずに、ラッシュガードも羽織らずに堂々と歩いてる。


いや、まあ…詩ちゃん顔幼いのに、スタイルめちゃくちゃいいってギャップがすごいといいますか。


しかも、そのスタイル良すぎる詩ちゃんの隣を歩くのがかなりつらいといいますか。

貧相な身体でごめんなさいって感じだよ……。


「あー、男子2人はっけーん」

もう着替えを終えた芭瑠くんたちを詩ちゃんが見つけて2人の元へ。

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