王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。
「おっ、2人とも遅いから心配したよ?
変な男に捕まったりしなかった?」
「大丈夫だったよ〜。
ただ芙結ちゃんはいろんな人に見られてたけどね〜」
いや、それたぶん詩ちゃん見てたんだし!
それに、やっぱり無理すぎるよ……。
こんな格好を芭瑠くんや御堂くんに見られるのが恥ずかしくて逃げ出したくなっちゃう。
「ってか、2人とも水着ちょー可愛いね。
お揃いの色違い?」
「そうそう〜。……って、芙結ちゃんなんでわたしの後ろに隠れるの!」
「やっ、だって詩ちゃんスタイルいいから……っ」
詩ちゃんの後ろに隠れたけど、「ほーら、自信持って!」と言われて、身体を前に押されてしまう。
「芙結ちゃんも可愛いじゃん。な、芭瑠……って、お前すげードス黒いオーラ出てるけど」
チラッと芭瑠くんを見てみると、さっきよりも不機嫌さが増してるような……。