王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。



「そんな、触っちゃダメだよ……っ」


「何言ってんの。
こんな大胆な格好してるくせに」


抱っこされた状態で
下に目線を落とすと、少し髪が濡れた色っぽい芭瑠くんが瞳に映る。


すごくかっこいいから……。
ずっと見ていたくなっちゃう。


「芙結……」

名前を呼ばれて、唇が触れそうになる寸前……。



「おーーい、そこのお2人さん。
海ん中で何イチャイチャしてんのかなーー?」


こ、この声は御堂くん……!?

パッと後ろを振り返ってみたら、少し遠くに御堂くんと詩ちゃんがいた。

そしてわたしたちのところに来た。


「……最悪。いいところだったのに」

「ははっ悪いね、いいところ邪魔しちゃって」


「……今すぐ溺れさせようか?」

「本気でやりそうな目で見るな見るな」


こうして4人でいったん海からあがり、海の家で軽くごはんを食べた。


そのあとまた海に入って、楽しい時間を過ごした。

< 145 / 361 >

この作品をシェア

pagetop