王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。
「そんな、触っちゃダメだよ……っ」
「何言ってんの。
こんな大胆な格好してるくせに」
抱っこされた状態で
下に目線を落とすと、少し髪が濡れた色っぽい芭瑠くんが瞳に映る。
すごくかっこいいから……。
ずっと見ていたくなっちゃう。
「芙結……」
名前を呼ばれて、唇が触れそうになる寸前……。
「おーーい、そこのお2人さん。
海ん中で何イチャイチャしてんのかなーー?」
こ、この声は御堂くん……!?
パッと後ろを振り返ってみたら、少し遠くに御堂くんと詩ちゃんがいた。
そしてわたしたちのところに来た。
「……最悪。いいところだったのに」
「ははっ悪いね、いいところ邪魔しちゃって」
「……今すぐ溺れさせようか?」
「本気でやりそうな目で見るな見るな」
こうして4人でいったん海からあがり、海の家で軽くごはんを食べた。
そのあとまた海に入って、楽しい時間を過ごした。