王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。
ペットボトルを受け取り、それを喉に流し込むと冷たくて気持ちいい。
「はぁ……っ」
「気分はどう?まだ気持ち悪い?」
わたしが座る横に芭瑠くんが座って、ベッドがギシッときしむ。
「あっ、だ、だいじょう、ぶ……」
ダメだ、好きってはっきり自覚した途端、芭瑠くんのそばにいるのが緊張してうまく話せない。
目を合わせたら、好きってバレちゃうんじゃないかって思って目も合わせられない。
「……芙結?どーしたの、なんか変じゃない?」
「ひぇっ……」
遠慮なくわたしの頬に芭瑠くんが触れてくるから、変に反応してしまった。
お、おかしい……っ。
前みたいにうまく自然に接することができない。
「な、なななにも変じゃない、よ?」
「いや、カタコトじゃん」
「こ、こここれはいつものことで、ござります」
んんん…、なんでわたし日本語こんなおかしいの…?