王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。
「ふ、服脱がしちゃダメ……っ」
「なんで?」
「な、なんでって、……っ、だから」
「ん?なんて?」
「いや……わ、わたしの身体その、貧相だから……っ」
お世辞でもスタイルがいいとは言えないし、男の子が好むような感じじゃないし。
余計なところにばっかりお肉がついて、肝心なところは貧相というか……。
って、わたしは1人で何考えてるの……!!
「貧相?」
「そ、そう…貧相……」
「どこが?こんなに僕好みの身体なのに」
「ひゃっ、どこ触って……!」
「口にしていいの?」
「だ、ダメ……」
「もっと触っていい?」
「こ、これ以上したら死んじゃう……っ」
なぞってくる手のせいで、身体がなんか変な感じになってくる。
「これで死んじゃうとか、キスより先なんもできないじゃん」
「やっ、それやめて……っ」
手がわざとらしく、ゆっくり肌を滑らせてくるから、耐えられなくて身体をくるっと回転させて背を向ける。