王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。



なんかうまく顔が見れない。

しかも部屋の明かりは消えているはずなのに、窓から入ってくる光があって、部屋がとても明るい。


だから顔がはっきり見えちゃう。


「そ、そんな顔見られちゃうと恥ずかしい…です」


「なんで?ってか、寝顔はずっと見てたけどね」

「ずっと!?」


えっ、寝てないの?
まさかわたしだけ爆睡してたの!?


「そりゃ、まあ……寝れないよねフツーは」

「?」


「まあ、可愛い寝顔が見れたから僕的には得した気分だけど」


にこっと笑いながら、腰のあたりに手を回して抱きしめてきた。


「身体へーき?」

「え、あっ……たぶん」


少しだけ重たいように感じるけど、痛いとかそういうのはまったくない。


「……あんま加減できなくてごめんね」

「う、ううん、大丈夫……っ」


あらためて言われると非常に恥ずかしいというか…。

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