王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。



「芙結があんまり可愛いから。
しかも大胆にもっととか━━━━」


「ひゃぁぁ!!もうそれ以上は言っちゃダメ!」


記憶がある部分とない部分があるのって恐ろしい。

それに覚えてるところをこんなふうに振り返られたら、もう耐えられない!!


「そこは覚えてるんだ?」

「も、もう……この話は終わりにして!」


ぷんすか怒ると、芭瑠くんはごめんごめんって簡単に謝ってくる。


「あ、そーだ。シャワーでも浴びる?」

「う、うん。浴びたい…かな」


「そう言うと思ってバスタブにお湯ためといた」

「あっ、ありがとう」


身体を温めたいので、
早くお風呂に入りたいなぁって思ってたからよかった。


「一緒に入る?」

「や、やだ。1人で入る」


「なんで?」

「恥ずかしいもん…」


「今さら?昨日ぜんぶ見たのに」

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