王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。
「おーい、そこの2人。
特に芭瑠。誰が気色悪いって?」
えっ、聞こえてたの!?
耳よすぎじゃない!?
「地獄耳じゃん」
「耳は昔からいいほうだから。つか、芭瑠お前も芙結ちゃんの前だとデレデレしすぎて気色悪いからな?」
「それは芙結が可愛いから仕方ない」
「んー、まあ詩ちゃんも可愛いけどな?」
「芙結のほうが可愛いけどね」
「いや、詩ちゃんも負けてないけど」
こ、この2人なんの張り合いしてるの…!
2人がこんな言い合いをしてるのに、詩ちゃんは自由に1人でイチゴ食べ始めちゃってるし。
とりあえずこの2人は放っておいて、わたしもイチゴ食べちゃおう。
「見て見て〜芙結ちゃん!このイチゴめちゃくちゃ大きくて真っ赤!」
「ほんとだ!美味しそうだねっ」
イチゴにカプッとかじりついている詩ちゃんが可愛すぎる……!