王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。



かなり高級そうな指輪。
失くしたら大変……って違う違う!


「は、芭瑠くん……?こ、この指輪って」

「あれ、気に入らなかった?」


「い、いやそういうわけじゃなくて!」

「それともサイズ合わなかった?」


「えと、サイズはぴったりだけど……」


「そう、ならよかった。
すごく似合ってるね、可愛い」


な、なんかこの展開いろいろおかしくないかな!?
なんで芭瑠くんはこんなに落ち着いてるの……!


「な、なんで指輪なんて……」

すると芭瑠くんはキョトンとした顔をしながら、とんでもないことを口にした。


「だって芙結は結婚するんだから」

「……えっ、ケッコン……?だ、誰と……?」


「もちろん僕と」

「……あっ、そうなんだ」

なんだ、わたし芭瑠くんと結婚するのかぁ。
それで指輪もらえたんだぁ、なるほど。


……ん?

んんん??


「……って、は、芭瑠くんと結婚するの!?!?」

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