王子系幼なじみと、溺愛婚約しました。
「可愛すぎるね……。今すぐ無茶苦茶に抱きつぶしたくなっちゃうくらい」
「だ、だきつぶ……す?」
えっ、なんだかすごい恐ろしい感じの単語が聞こえてきたんですけども……っ!
「あっ、指先が滑っちゃった」
「へ……っ、きゃっ……、」
ぜ、ぜったいわざとだ……っ。
パチンっと外れて、胸の締めつけがゆるくなったと同時。
「このまま続きしちゃう?」
「は、芭瑠くんのバカああああ……っ!!」
わたしの叫びが部屋中に響いた。